【令和3年度1級土木】問題5.コンクリート【2次検定】

過去問解説
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問題

レディーミクストコンクリート(JIS A 5308)の工場選定、品質の指定、品質管理項目に関する次の文章の(イ)~(ホ)に当てはまる適切な語句を回答欄に記述しなさい。

(1)レディーミクストコンクリート工場の選定にあたっては、定める時間の限度内にコンクリートの(イ)及び荷卸し、打込みが可能な工場を選定しなければならない。

(2)レディーミクストコンクリートの種類を選定するにあたっては、(ロ)の最大寸法、(ハ)強度、荷卸し時の目標スランプ又は目標スランプフロー及びセメントの種類をもとに選定しなければならない。

(3)(ニ)の変動はコンクリート強度や耐凍害性に大きな影響を及ぼすので、受入時に試験によって許容範囲内にあることを確認する必要がある。

(4)フレッシュコンクリート中の(ホ)の試験方法としては、加熱乾燥法、エアメータ法、静電容量法等がある。

 

 

 

 

 

 

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回答例

(イ)・・・運搬、(ロ)・・・粗骨材、(ハ)・・・呼び、

(ニ)・・・空気量、(ホ)・・・単位水量

 

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解説

(1)問題文はJISに関することですが、下記は土木工事共通仕様書からの一般事項の抜粋です。こちらも抑えておきましょう。時間に猶予がないならば、Skipしてもよいです。

JISマーク表示認証製品を製造している工場(産業標準化法の一部を改正する法律(平成30年5月30日公布法律第33号)に基づき国に登録された民間の第三者機関(登録認証機関)により製品にJISマーク表示する認証を受けた製品を製造している工場)で、かつ、コンクリートの製造、施工、試験、検査及び管理などの技術的業務を実施する能力のある技術者(コンクリート主任技士等)が常駐しており、配合設計及び品質管理等を適切に実施できる工場(全国生コンクリート品質管理監査会議の策定した統一監査基準に基づく監査に合格した工場等)から選定しなければならない。
JISマーク表示認証製品を製造している工場(産業標準化法の一部を改正する法律(平成30年5月30日公布法律第33号)に基づき国に登録された民間の第三者機関(登録認証機関)により製品にJISマーク表示する認証を受けた製品を製造している工場)が工事現場近くに見あたらない場合は、使用する工場について、設計図書に指定したコンクリートの品質が得られることを確かめたうえ、その資料により監督職員の確認を得なければならない。なお、コンクリートの製造、施工、試験、検査及び管理などの技術的業務を実施する能力のある技術者(コンクリート主任技士等)が常駐しており、配合設計及び品質管理等を適切に実施できる工場から選定しなければならない。
(2)配合報告書の中で、21-8-40BBとあれば40が粗骨材寸法になります。21が呼び強度になります。目標スランプが8でBB(高炉セメントB種)を使用します。
 ついでにスランプの許容値も抑えましょう。目標スランプが8~18cm以下ならば±2.5cm21の場合は±1.5cmとなります。ただし、21cmで高性能AE減水剤を使用する場合は±2.0cm。
(3)許容値についても抑えましょう。例えば示方配合表で4.5%と記載があれば3.0~6.0%となります。±1.5%。この数値は良く問われますので覚えておきましょう。
(4)自分はエアメータ法がメインです。土木研究所でエアメータ法による単位水量推定マニュアルが出ております。無注水法と注水法があります。数分程度で終わりますので楽です。試験結果の空気量を計算式に入れて、単位水量を算出します。
コンクリートについては、とにかく覚える数字、方法、条件が沢山あります。一つ一つコツコツコツコツこつこつと熟していきましょう。仕事でも覚えていけないとだめな場合が多いので、殆ど無駄にならないと思います。

 

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