【コンクリート診断士】問題001【中性化に関する問題集】

問題編
スポンサーリンク
スポンサーリンク

問題1

コンクリートの中性化に関する記述中の(A)~(D)に当てはまる次の語句の組み合わせの内、適当なものはどれか

中性化のメカニズムは、大気中の(A)がコンクリートに浸入し、(B)反応を起こすことによって、細孔溶液内のpHが(C)する。鋼材の腐食はpH11以下で開始し、腐食により錆びて体積が(D)することで、ひび割れが発生する。

①(A)二酸化炭素(B)硫酸化(C)低下(D)収縮

②(A)窒素(B)窒素化(C)上昇(D)膨張

③(A)二酸化炭素(B)炭酸化(C)低下(D)膨張

④(A)窒素(B)炭酸化(C)上昇(D)収縮

 

③ 二酸化炭素、炭酸化、pHの変化を押さえましょう。
基本的な基礎はここで再確認を。
スポンサーリンク

問題2

建設後25年が経過した打放し仕上げの鉄筋コンクリート建築物において、屋外側の壁面の雨がかりのある部分を調査したところ、中性化深さは30mm、中性化残りは5mmであった。この調査結果に関する記述として、適切なものはどれか。ただし、中性化深さの進行は経過年数の平方根に比例すると仮定する。
①中性化速度係数は1.2mm/年と推定した。
②調査部位の鉄筋は腐食していないものと判断した。
③同一の調査部位において雨がかりの無い部位の中性化深さは30mmより小さいと判断した。
④11年後の中性化深さは36mmだと推定した。
④:問題文にたくさんヒントがありますが、こんなにヒントが出る問題はないかと思います。
中性化速度式 C(中性深さ:mm)=A(中性加速度係数)√t(経過年数)
推定式以外の基本的な内容についてはここで確認しましょう。
スポンサーリンク

問題3

下記の(A)~(D)の室内環境の内、コンクリートの中性化が最も早いと予測されるものは次のうちどれか。ただし、コンクリートの水セメント比は55%とし、炭酸ガス濃度はそれぞれ同じとする。
(A)室内温度10℃、相対湿度50%
(B)室内温度25℃、相対湿度80%
(C)室内温度10℃、相対湿度80%
(D)室内温度25℃、相対湿度50%
答えは(D)、温度が高くて中程度の湿度が最大になります。
基本的な内容についてはここで確認しましょう。
タイトルとURLをコピーしました