【令和2年度1級土木】問題8.コンクリート打込後に発生する、ひび割れの発生原因、防止対策【2次検定】問題・回答・解説

過去問解説
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問題

コンクリート打込み後に発生する、次のひび割れの発生原因と施工現場における防止対策をそれぞれ1つずつ解答欄に記述しなさい。ただし、材料に関するものは除く。

(1)初期段階に発生する沈みひび割れ

(2)マスコンクリートの温度ひび割れ

 

 

 

 

 

 

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回答例・解説

(1)材料に関する原因を記載しないように注意しましょう。一般的な初期ひび割れには、「プラスチック収縮ひび割れ」と「沈下ひび割れ」があります。 そのなかでも比較的早期に発生しやすいのが沈下ひび割れです。下記が回答案です。

「原因」締固め不足

「対策」沈下が落ち着いた時点で、再振動を行う。

ダメな例:単位水量についての原因や混和材料を用いた対策案の回答等。

 

 

(2)マスコンクリートは外部と内部の温度差が原因でひび割れ発生がしやすいことを覚えておけば回答しやすいでしょう。下記が回答案です。

「原因」コンクリートの内部と表面付近の温度差が大きい。

「対策」パイプクーリングを行い養生時の内部コンクリート温度の低下をはかる。

「対策」養生マットなどを用いてコンクリート表面の急冷を防止する。

ダメな例:高性能減水剤を用いた対策、単位セメント量の少ないセメントの種類の選定対策。

 

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