問題
土木工事における、施工管理の基本となる施工計画の立案に関して、下記の5つの検討項目における検討内容をそれぞれ回答欄に記述しなさい。ただし、(例)の検討内容と同一の内容は不可とする。
- 契約書類の確認事項
- 現場条件の調査(自然条件の調査)
- 現場条件の調査(近隣環境の調査)
- 現場条件の調査(資機材の調査)
- 施工手順
回答例と解説
契約書類の確認事項・・・請負契約書の内容(工事内容、工期、請負金額、施工場所、工事の変更、支払い条件など)、設計図書の内容(設計内容、数量の確認、図面と仕様書の確認など)
自然条件の調査・・・地形、地質、土質、地下水の状態、湧水等の調査を行う。
近隣環境の調査・・・地下埋設物、文化財などの有無、送電線や鉄塔等の地上障害物について支障物件調査を行う。騒音・振動などに関する環境基準等(都市部は特に注意)。
資機材の調査・・・材料の供給源と価格及び運搬経路、労務の供給、工事規模・施工速度・施工量等から使用機械の必要台数や機械能力、組合わせの選定をする。
施工手順・・・事前調査内容の整理、分析による現場状況の把握。仮設備計画。仮設工事は任意仮設が多いことから、受注者は設計図を基に施工方法を考慮して、施工に必要な数量を算出する必要がある。
※回答欄に例示がある問題については同じものを記載していないことを確認しましょう。
契約条件の事前調査検討事項と現場条件の事前調査検討事項の違いをしっかり理解することが重要です。
契約と現場・・・全然違いますね。
契約書類については、工事請負契約書の約款に色々書いてありますね。
現場条件については、条件明示チェックシートを確認しましょう。※各地方整備局、都道府県等