コンクリート診断士制度の背景
押さえておきたいのは「21世紀は、新設よりも維持の時代」であること。
最近の国土交通省の動向は、新技術の活用による維持管理の効率化など、サスティナブルな取り組みをどんどん重点的に評価していくように感じられます。※これは、SDG(またはGOALS)に則している部分も関係しているように思えます。
SDGsって表記するのは日本だけです。世界を見ましょう。

生活に必要なダムもコンクリート構造物です。
社会資本として日本のコンクリートのストック量は100億㎥程度。かなり莫大な量がストックされています。コンクリートは年月を経ると色々な要因で劣化を生じ、ときには必要な性能(耐荷性能等)を満たさなくなり問題が生じることが知られています。
現状のストックされたコンクリートに対し、適切な劣化対策、処置を講ずることにより構造物としての寿命を延ばすことが必要になります。言い換えるとスクラップアンドビルドではなく、延命処置による対策が主体となります。※時には壊して作り直した方が経済的になる場合もあります。
そのためには、適切な判断、幅広い知識、予測能力等を持った技術者が必要になってきます。
そこで、コンクリート診断士の出番(2021年で14,017人の登録者数とのこと)となるわけです。
コンクリート診断士とは?
コンクリート診断士という資格は、公益社団法人日本コンクリート工学会が実施する講習を受講し、試験によって相応のレベルのコンクリート診断・維持管理の知識・技術並びに倫理観を保有していると認定され、所定の登録手続きをした方に与えられる称号。
講習だけでは×、試験受けただけでも×、認定されて登録した場合与えられます。
ちなみに、[コンクリート診断士制度規則]の中にコンクリート診断士は下記の通りとされています。


